カリーパンの趣味備忘録

視覚から得る情報の雄弁さは計り知れない。

2022年『ヘブンバーンズレッド』イベントストーリー3選

ヘブバン、初日…は無限にリセマラしてたので実質リリース2日目から勢ですが、毎日欠かさずログインし、現在公開済みのストーリーも全て読んでいます。 ということで、『ヘブンバーンズレッド』で(ほぼ)月1回ペースで公開されている、イベントストーリーで特…

不在の「過去」と、出会いの「今」と。――『THE FIRST SLAM DUNK』感想

『THE FIRST SLAM DUNK』、原作未読ながらに鑑賞してきました。個人的には、大傑作でございましたよ!最高の映画体験でした。 以下、ネタバレあり感想です。 ミッドランドスクエア シネマにて鑑賞 『THE FIRST SLAM DUNK』 原作・脚本・監督 井上雄彦 アニメ…

「ヨルシカ - ブレーメン」MV感想 ― 物語の補完性について

ヨルシカ「ブレーメン」MVを、アニメーションの魅力、或いはあえて省くことによって生まれる物語の補完性という点から綴ってみました。

「映画大好きポンポさん」感想ー命を捨てても曲げられない信念について。

映画大好きポンポさん、中川コロナシネマワールド シネマ12 10:20〜回にて鑑賞しました。 公開日からかなり時間を置いての鑑賞となってしまいましたが、上映館でのラスト上映ということもあってか、かなりの着席率(ほぼ満席)で驚きました。当然パンフレット…

「白い砂のアクアトープ」1話感想ー逃避と挑戦、メンタリティの描きを考える。

「白い砂のアクアトープ」1話を、宮沢風花という人間性、或いはそれを描き出す篠原監督の作家性と結び付けて再考してみました。

生存報告と近況、最近買った漫画の雑感や今後について

タイトル通りです。

スーパーカブ1話とゆるキャンの演出備忘録

「スーパーカブ」1話、「ゆるキャン△ SEASON2」の演出面に焦点を合わせた感想です。

まごころのリビルド、旧劇のアンサーとしての受容―「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」感想

シン・エヴァンゲリオン劇場版の、自分なりの勝手な解釈です。ネタバレ要注意。

社会的地位という固定観念からの脱獄―『Dr.STONE 第2期』第6話「PRISON BREAK」感想

Dr.STONE第2期6話感想を、司帝国と科学王国の社会規範の相違、クロムと陽の社会的地位に対する価値観の違いに焦点を当てて感想を書いてみました。

イナズマイレブン 第10話「帝国のスパイ!」感想 ― 個の確立を描くジュナイブル

こんにちは。さて期末レポートも一段落、バイトも終わって土日に溜まったアニメでも見るか!と意気込んでいたのに、イナズマイレブンをぶっ通しで見返してしまうという体たらく。なんなんだコイツは(俺)。 というのも最近、有名配信者・加藤純一さんにハマっ…

2021冬アニメ雑感①

2021冬アニメ演出雑感 ・怪物事変 ・Dr.STONE 2期 ・ワンダーエッグ・プライオリティ ・ひぐらしのなく頃に業 ・暗く黒く

2020/10-12月期終了アニメアンケート

アニメ調査室(仮)さんの企画参加&2020年秋アニメ総括となってます。気楽に読んでいただければ幸いです。 目次 寸評 S評価 ・無能なナナ ・体操ザムライ ・アクダマドライブ A評価 ・憂国のモリアーティ B評価 ・神様になった日 ・魔女の旅々 ・トニカクカワ…

「ホリミヤ」1話&OP演出感想―四角形テリトリー

「ホリミヤ」1話アバン。 髪を横流しする堀の芝居付けの良さに見惚れる間もなくすぐさま次のカットへ、微かなカメラのスライド&キャラクターの瞳を介するカット転換による視線誘導。キャラクターたちの芝居は生活感に溢れて自然でしたが、こうして意識的に…

2020年秋アニメ―月の演出やレイアウト構成のモチーフ性

あけましておめでとうございます、カリーパンです。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。 2020年秋アニメ、コロナ延期明けの影響もあってか、かなりたくさんの作品に触れることができとても楽しいクールでした。本記事では、前クールアニメの演出面を中心…

話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選

新米小僧さんが企画されている伝統ある企画、恐縮ですが初参加させて頂こうと思います。今年から集計がaninadoさんに委託されるそうです。改めてよろしくお願いします。 aninado.com ■「話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選」ルール ・2020年1月1日~12月31…

テレビアニメ OP10選 2020

企画初参加です、よろしくお願いします。 ・2020年放送のTVアニメのオープニングより選出。 ・順位は付けない 1.「彼女、お借りします」センチメートル 歌:the peggies 絵コンテ・演出:古賀一臣 作画監督:平山寛菜 本編とリンクするかのようなタイミン…

【アニメ映画】私の2020アニメ10選

ヨーテルさん(@youteru8457)のTwitterハッシュタグ企画に参加させていただきました。 ルール ・対象:今年の作品(2019秋から継続含む) ・アニメ関連ならどんなジャンルの10選でも可 ・順位はつけない 今回自分は、「アニメ映画」の枠で選出しました。 #私の…

「さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜」感想―救済の有無、自己実現の対極

確か6月頃にDLsite様より購入してちんたら進めていた「さよならを教えて」、ようやっと全ルート読了しました。総括的に一言で感想をまとめると、「救いはなかった」と思う。以下、まず簡単なゲーム概要から。 www.amazon.co.jp あらすじ 主人公は教育実習生…

「クリエイターの創造から生まれるアジテーション」―Newtype 12月号 感想

Twitterで軽く所感を呟く程度にとどめようど考えていたのですが、雑誌を読んでいるうちに思うところがとめどなく膨らんでいって、こうしてブログを執筆している次第です。アニメを含め創作と向き合うにあたって、「面白ければいい」から「制作者さんの工夫を…

「神様になった日」 7話感想―卵の殻(世界)、内から割るか?外から割るか?

神様になった日 7話。6話にて登場したCharlotteの高城君ですが、話題性の確保のみが狙いではなく、案外テーマ性に連結があるのかな、と思わせる挿話でした。まず今回の話を自分なりに解釈するにあたって流石に触れておきたかったのが、本話中でひなが歌唱し…

「神様になった日」5話―死後の世界に陶酔する人、引き戻す麻枝准

こんにちは。「神様になった日」5話、この辺りで確信めいてきましたが、どうやらストーリーラインの整備より、麻枝准(以下敬称略:だーまえ)氏が、言いたいことを作品に乗せるのを先決としているため、メタ目線で鑑賞すると楽しい作品かな、と思えて来ました…

「神様になった日」3話感想-麻枝准のメタ的セルフデプリケーション・ユーモア

こんにちは。 まず初手謝罪になるのですが、自分は麻枝准氏(以下敬称略:だーまえ)の作品に多く触れてきたわけではありません。本作のキャッチコピーでは「原点回帰」と銘打たれておりますが、あくまで自分にとってだーまえの泣きの原点は「CLANNAD」であり、彼…

2020/7-9月期終了アニメアンケート

アニメ調査室(仮)(@ani_chou)さんの企画。初参加。総括としてとても良い機会だと捉えているので、次回以降も積極的に参加していく所存です。 {寸評} {総評} 2020秋調査(2020/7-9月期、終了アニメ、42+3作品) 第58回 01,うまよん,x02,天晴爛漫!,F03,ジビエー…

ポケモン×BUMP OF CHICKENのMVに見る、多層的な虚構性

こんにちは。今週の記事はかのかりの雑感ブログだけかな、と思ってたんですけど、昨日のポケモンダイレクトを見ていてもたってもいられなくなったので、こうして文字に起こしております。言わずもがな、ポケモン×BUMP OF CHICKENのMV「GOTCHA!」についてで…

「彼女、お借りします」の憎めない美点

こんにちは。今期放送が終了した「彼女、お借りします」。皆さんの感想を読んでいると、かなり綺麗に(?)賛否両論な印象。というのもこの作品、大まかな不満点はおそらくみんな一致してると思うんですよ。実際自分も、不満点、もしくは感情が入りきらなかっ…

「みんなの物語」「薄明の翼」に感じたポケモンの新境地①

こんにちは、もしくは初めまして、カリーパンです。早速ですがポケモン作品って、皆さんのイメージとして、アニメ版はサトシ、ゲーム版は自分みたいな、一人の主人公の視点を通して物語が描かれるイメージがありますよね?しかし、タイトルに挙げた二作「劇…

「劇場版 空の境界/終章」が難しかったなって話。

こんにちは、カリーパンです。つい先日、ようやっと「空の境界」に手を付けまして、いやはや面白かったなと。特に俯瞰風景、痛覚残留、矛盾螺旋は好みドストライクだったなぁ。そんな中一つ引っかかった作品(悪い意味ではないです)がありまして、それが「…

自分が思う創作との向き合い方について。(自己紹介)

皆さんこんにちは!カリーパンと申す者です。 普段はTwitter(@animekaripan)にて主にアニメ(+α)の感想を簡潔に呟いておりますが、まさかこんな長文を書きたい、と思う日が来ようとは(笑)ブログ開設の動機等も含め、最初の記事は軽く自己紹介となります。拙…